Week 02 — 次男 小4 / 数と計算

億と兆

Big numbers — and the ladder that never changes its rule

位は、左へ1つで10倍。それだけの決まりです。 一・十・百・千 のつぎに 万、そのつぎに 億、そのつぎに 兆。新しい決まりは1つも出てきません。
同じはしごを下へおりると小数になります。上も下も、同じ1本のはしごです。
Indonesia Fase C — sampai 1.000.000日本のほうが2学年ぶん先
日本語EnglishBahasa Indonesia

大きい数は、新しく覚えることがほとんどありません。位が左へ1つ動くと10倍。この1つだけです。

むずかしく感じるのは、数が長くて読みにくいからです。だから、切って読みます。

01

基本の考え

The idea
考え方 idea

位は、10あつまると1つ左へ

一が10こで 十。十が10こで 百。百が10こで 千。
千が10こで 一万。

ここまでは知っていますね。この先も、まったく同じ決まりが続くだけ です。

一万が10こで 十万、10こで 百万、10こで 千万。
千万が10こで 一億。
一億が10こで 十億、百億、千億。千億が10こで 一兆。

100 10 1 0.1 0.01 左へ1つ = 10倍 右へ1つ = {{1/10}} 位は、右へ行くほど小さくなります 上は 万・億・兆 へ、下は 小数 へ。同じはしごが続いています
位のはしご。左へ1つ動くと10倍、右へ1つ動くと {{1/10}}。上へのぼれば 万・億・兆、下へおりれば 小数。ぜんぶ同じ1本のはしごです。
左へ1つ = 10倍 / 右へ1つ = 1⁄10上へのぼると 万・億・兆。下へおりると 小数。新しい決まりはありません
考え方 idea

長い数は、切って読む

1234567890000 — このままでは読めません。4けたずつ切ります。

1 | 2345 | 6789 | 0000

右から、一のかたまり・万のかたまり・億のかたまり・兆のかたまり。

読むと 1兆2345億6789万 です。

考え方 idea

ここが今日いちばんおもしろいところ

日本語は 4けたごと に切ります。万・億・兆。

ところが、英語とインドネシア語は 3けたごと に切ります。
thousand(千)・million(百万)・billion(十億)・trillion(一兆)。
ribu(千)・juta(百万)・miliar(十億)・triliun(一兆)。

だから「億」だけを表す英語の1語は、ありません。
英語では 100 million(百・百万)と2語で言います。

数字に打つコンマ(1,234,567)は世界中で3けたごとです。でも日本語の読み方は4けたごと。だから、コンマの場所と読むときの切れ目がずれます。大きい数が読みにくいのは、これが原因です。 きみのせいではありません。

この数を、日本語と英語で切ってみます 日本語 — 4けたごとに切る 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 0 0 0 兆 億 万 一 English / Bahasa Indonesia — 3けたごとに切る 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 0 0 0 trillion billion million thousand 同じ数なのに、切る場所がちがう。だから「億」だけの英語がありません
同じ 1,234,567,890,000 を、上は日本語のやり方(4けたごと)、下は英語とインドネシア語のやり方(3けたごと)で区切ったもの。切る場所がずれているので、「億」にあたる英語の1語がありません。3けたの区切り(コンマ)は世界共通ですが、日本語の読み方は4けたです。
日本語数EnglishBahasa Indonesia
一万10,000ten thousandsepuluh ribu
十万100,000hundred thousandseratus ribu
百万1,000,000millionjuta
一億100,000,000hundred millionseratus juta
十億1,000,000,000billionmiliar
一兆1,000,000,000,000trilliontriliun
色のついた行(百万・十億・一兆)は、3つの言語がちょうど重なるところです。重ならない「億」は、英語でもインドネシア語でも2語になります。
02

やってみせる

Worked examples
例

例1 ── 読む

37200000000 を読む。

① 右から4けたずつ切る → 372 | 0000 | 0000
② 右のかたまりから 一・万・億
③ 372億

0 が続くところは読みません。「372億0000万0000」とは言いません。

例

例2 ── 10倍する

45億を10倍する。

位が1つ左へ動くだけです。45億 → 450億

数字のうしろに 0 が1つ増えた、と見てもかまいません。4500000000 → 45000000000。

例

例3 ── 1⁄10 にする

60億の 1⁄10。

位が1つ右へ動く → 6億

0 が1つ減りました。10倍の逆です。

例

例4 ── 大きさをくらべる

980万 と 1億 では、どちらが大きい?

けた数でくらべます。980万 = 9800000(7けた)、1億 = 100000000(9けた)。

1億のほうが大きい。

けた数がちがうときは、数字を見なくても大きいほうが決まります。

03

たしかめ

Practice
問題

切って、読んで、動かす

158000000 を読みなさい。

右から4けたずつ切ってみましょう。

こたえと考え方

5800 | 0000 → 5800万

23400000000 を読みなさい。
こたえと考え方

34 | 0000 | 0000 → 34億

3「7億2000万」を数字で書きなさい。
こたえと考え方

億が7、万が2000 → 7 | 2000 | 0000 → 720000000

426億を10倍した数を書きなさい。
こたえと考え方

位が1つ左へ → 260億(26000000000)

5800億の 1⁄10 はいくつですか。
こたえと考え方

位が1つ右へ → 80億

61億は、100万の何倍ですか。

けたの数をくらべてみましょう。

こたえと考え方

1億 = 100000000(9けた)、100万 = 1000000(7けた)。

けたが2つちがう → 10 × 10 = 100倍

7日本の人口はおよそ1億2千万人、インドネシアの人口はおよそ2億8千万人です。どちらが多く、その差はおよそ何人ですか。
こたえと考え方

2億8千万 > 1億2千万 なので インドネシアのほうが多い。

差は 2億8千万 − 1億2千万 = 1億6千万人

億のかたまりどうし、万のかたまりどうしで引けます。

8「億」を表す英語の1語がないのはなぜですか。ことばで 説明しなさい。

数を出す問題ではありません。

こたえと考え方

こたえの例:

「日本語は4けたごとに新しい名前をつけるけれど、英語は3けたごとにつけるから。切る場所がずれているので、億にちょうど当たる英語の名前がない。だから英語では 100 million(百万が100こ)と2語で言う。」

これが分かっていると、英語で大きい数を聞いたときにも混乱しません。

04

まぜる

The same maths in other clothes
地理

都道府県の人口

新潟県の人口はおよそ 210万人、東京都はおよそ 1400万人 です。

東京は新潟のおよそ何倍でしょう。

1400 ÷ 210 = 6.6… → およそ 7倍

「万」をそろえてあるので、万をとって 1400 ÷ 210 と計算できます。 単位をそろえるのは、分数の通分と同じ考え方です。

暮らし

電気代

電気料金の紙に「31円/kWh」と書いてあります。

1か月に 300 kWh 使ったら、31 × 300 = 9300円。
1年では 9300 × 12 = 111600円。

日本全体では、1年に約 9000億 kWh の電気が使われています。けたが大きすぎて実感できませんが、9000億 = 900000000000。 位を1つずつ数えれば読めます。

ポケモン

経験値を分ける

レベルアップに必要な経験値が 1250000 だとします。

① 4けたずつ切る → 125 | 0000 → 125万
② 5体で山分けすると 1250000 ÷ 5 = 250000 = 25万

大きい数のわり算も、0 の数だけ見ればできます。125 ÷ 5 = 25 に、0 を4つつけるだけです。

05

本番の型

Exam-shaped

実際の試験問題そのものは載せていません。原典のリンクから開いてください。

本番の型
全国学力・学習状況調査 小学校 算数 — 文部科学省・国立教育政策研究所が毎年4月に実施。小6全員。調査問題・正答例・解説資料が年度ごとに公開されています
原典:https://www.nier.go.jp/26chousa/26chousa.html※ 実際の問題文は載せていません。NIERは無断転載・複製を禁じています。上のリンクから原典を開いて、下の問題と並べて使ってください。

この問題が見ているもの:けた数の意味が分かっているか。計算ではなく、位で判断できるか を見ています。

問ある町の人口は 42000人 です。

⑴ この町が100こ集まると、何人になりますか。
⑵ その人数は、1億人より多いですか、少ないですか。計算しないで、けたの数で答えなさい。
⑶ ⑵の理由を書きなさい。
こたえと考え方

⑴ 42000 × 100 = 4200000人(420万人)

0 が2つ増えるだけです。

⑵ 1億人より少ない。

⑶ 理由の例

「420万は7けた、1億は9けた。けたの数が2つ少ないので、1億より小さい。」

けた数で決まる、と言えることが答えです。 引き算をする必要はありません。