Week 02–05 — 次男 小4 / 数と計算

わり算のつづき

Long division, and undoing it

わり算は、4つの手つきのくり返しです。 たてる → かける → ひく → おろす。 新しいことは1つもなく、けたの数だけ同じことをします。
むずかしいのは計算ではなく、どこに書くか です。
Indonesia Fase B — pembagian sampai 100この先:小5 小数÷小数 → 小6 分数÷分数
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わり算の筆算は、覚えることがほとんどありません。同じ4つの動きを、けたの数だけくり返すだけです。

つまずくのは、たいてい計算ではなく「次の数字をどこに書くか」のほうです。だから下の図では、そこだけ色を変えてあります。

01

基本の考え

The idea
考え方 idea

わり算がしていること

12 ÷ 4 には、読み方が2つあります。

① 4人で分けると1人いくつ? → 3こ(1あたりを出している)
② 4こずつ分けると何人分? → 3人分(いくつ分を出している)

同じ式で、聞いていることがちがいます。文章題では、どちらを聞かれているかを先に決めてください。

96 ÷ 4 を、4つの手つきで 4 9 6 2 4 8 1 6 0 1 たてる — 何回とれるか 2 かける — たてた数 × わる数 3 ひく — のこりを出す 4 おろす — 次のけたを下ろす この4つを、けたの数だけくり返します
96 ÷ 4 の筆算。青い矢印が「おろす」で、ここだけが場所の話です。たてる・かける・ひく は計算ですが、おろすは「どこに書くか」を知っていないとできません。
たてる → かける → ひく → おろすけたの数だけくり返す。それ以外の決まりはありません
考え方 idea

あまりは、数ではなく「場面」で決まる

145 ÷ 6 = 24 あまり 1。ここまでは計算です。でも答えは、聞かれ方でちがいます。

「1人6こずつ配ると何人に配れる?」 → 24人(あまりは配れない)
「全員に6こずつ配るには何こ要る?」 → 150こ(足りないので買い足す)
「6人乗りの車で145人運ぶには何台?」 → 25台(1人だけでも1台要る)

同じ 24 あまり 1 から、24 にも 25 にもなります。 計算のあとに、もう一度問題文を読んでください。

□ を見つける □ × 6 = 342 さかさまにする □ = 342 ÷ 6 かけ算のさかさまは、わり算 たしかめ:57 × 6 = 342 にもどれば正しい
□ を求める式は、新しい計算ではありません。かけ算をさかさまにしただけです。答えが出たら、必ずもとの式に入れてたしかめます。
考え方 idea

□ を求める(逆算)

□ × 6 = 342 の □ は、342 ÷ 6 = 57。

かけ算をさかさまにするとわり算になります。逆も同じで、
□ ÷ 8 = 27 なら □ = 27 × 8 = 216。

答えが出たら、必ずもとの式に入れてたしかめる。 57 × 6 = 342 ✓ 216 ÷ 8 = 27 ✓

02

やってみせる

Worked examples
例

例1 ── わりきれる

96 ÷ 4

十の位 9 ÷ 4 = 2 あまり 1 → 2 をたてる
4 × 2 = 8  9 − 8 = 1  6 をおろして 16
一の位 16 ÷ 4 = 4 → 4 をたてる

こたえ 24 (たしかめ 4 × 24 = 96 ✓)

例

例2 ── あまりが出る

175 ÷ 6

十の位 17 ÷ 6 = 2 あまり 5 → 2 をたてる
6 × 2 = 12  17 − 12 = 5  5 をおろして 55
一の位 55 ÷ 6 = 9 あまり 1 → 9 をたてる

こたえ 29 あまり 1

たしかめ 6 × 29 + 1 = 175 ✓ あまりを足すのを忘れないこと。

例

例3 ── 商に 0 が立つ

618 ÷ 6

百の位 6 ÷ 6 = 1 → 1 をたてる、のこり 0、1 をおろす
十の位 1 ÷ 6 = 0 あまり 1 → 0 をたてる、8 をおろして 18
一の位 18 ÷ 6 = 3 → 3 をたてる

こたえ 103

13 と書いてしまう人がいます。 十の位の 0 を書き忘れた答えです。たしかめれば 6 × 13 = 78 で、すぐ気づけます。

例

例4 ── □ を求める

□ × 7 = 259

□ = 259 ÷ 7 = 37

たしかめ 37 × 7 = 259 ✓

03

たしかめ

Practice
問題

筆算と逆算

184 ÷ 3
こたえと考え方

84 ÷ 3 = 28 (3 × 28 = 84 ✓)

2175 ÷ 5
こたえと考え方

175 ÷ 5 = 35 (5 × 35 = 175 ✓)

3238 ÷ 7
こたえと考え方

238 ÷ 7 = 34 (7 × 34 = 238 ✓)

4437 ÷ 8

あまりが出ます。

こたえと考え方

437 ÷ 8 = 54 あまり 5

たしかめ 8 × 54 + 5 = 432 + 5 = 437 ✓

5624 ÷ 6

商のまん中に気をつけて。

こたえと考え方

624 ÷ 6 = 104

十の位で 2 ÷ 6 = 0 あまり 2 となるので、0 をたてます。 書き忘れると 14 になってしまいます。

6□ × 6 = 342 の □ を求めなさい。
こたえと考え方

□ = 342 ÷ 6 = 57 (57 × 6 = 342 ✓)

7□ ÷ 8 = 27 の □ を求めなさい。

こんどはさかさまの、さかさまです。

こたえと考え方

□ = 27 × 8 = 216 (216 ÷ 8 = 27 ✓)

わり算をさかさまにすると、かけ算になります。

8あめが 145 こ あります。

(ア)1人に 6 こ ずつ配ると、何人に配れて何こ あまりますか。
(イ)25人 全員に 6 こ ずつ配るには、あと何こ 買えばよいですか。

同じわり算から、ちがう答えが出ます。

こたえと考え方

(ア) 145 ÷ 6 = 24人に配れて 1こ あまる

(イ) 25人 × 6こ = 150こ 必要。150 − 145 = 5こ 買う

(ア)はあまりを捨て、(イ)はあまりでは足りないので買い足しています。 計算は1回、答えは2つ。問題文をもう一度読むのはこのためです。

04

まぜる

The same maths in other clothes
バスケ

チームで分ける

28人 を 1チーム 5人 で分けます。

28 ÷ 5 = 5 あまり 3

5チームできて、3人あまります。 その3人はどうしますか。
・見学にする → 5チーム
・どこかのチームに入れる → 5チーム(人数がちがうチームができる)
・もう1チーム作る → 6チーム(3人だけのチーム)

算数はここまでで、この先は決めごとです。 答えが1つに決まらない問題は、決め方を書くところまでが答えになります。

IT

ファイルの大きさ

1 MB は およそ 1000 KB です。

7500 KB は何 MB ですか。 7500 ÷ 1000 = 7.5 MB

写真1枚が 3 MB のとき、120 MB の空きに何枚入りますか。
120 ÷ 3 = 40枚

大きい数のわり算は、0 の数を見るだけで見当がつきます。 12 ÷ 3 = 4 に 0 を1つ足して 40。

食べもの

おかしを分ける

クッキーが 92 まい。8人で同じ数ずつ分けます。

92 ÷ 8 = 11 あまり 4

1人 11まい、4まい あまる。

あまった4まいを8人で分けるには…と考えると、1人 1⁄2 まいずつ。ここから分数が出てきます。 小5でやる「分数とわり算」は、このあまりの続きです。

ポケモン

経験値を分ける

1250000 の経験値を 5体で山分けします。

1250000 ÷ 5 = 250000

125 ÷ 5 = 25 を先に計算して、あとから 0 を4つつけるだけです。

10体なら 125000。分ける数が2倍になると、1体分は半分。 これは小5の「反比例」そのものです。

05

本番の型

Exam-shaped

実際の試験問題そのものは載せていません。原典のリンクから開いてください。

本番の型
全国学力・学習状況調査 小学校 算数 — 文部科学省・国立教育政策研究所が毎年4月に実施。小6全員。調査問題・正答例・解説資料が年度ごとに公開されています
原典:https://www.nier.go.jp/26chousa/26chousa.html※ 実際の問題文は載せていません。NIERは無断転載・複製を禁じています。上のリンクから原典を開いて、下の問題と並べて使ってください。

この問題が見ているもの:あまりをどう扱うかを、場面から judgement で決められるか。 小学校算数の「活用」で毎年出る型です。計算は簡単で、落とすのは切り上げ・切り捨ての判断のほうです。

問4年生 137人 が バスで遠足に行きます。バスは1台に 40人 乗れます。

⑴ 137 ÷ 40 を計算しなさい。
⑵ バスは何台必要ですか。
⑶ ⑵の答えが⑴の商とちがう理由を、ことばで 説明しなさい。
こたえと考え方

⑴ 137 ÷ 40 = 3 あまり 17

⑵ 4台

⑶ 説明の例

「3台だと 40 × 3 = 120人 しか乗れず、17人が乗れません。残った17人にも1台必要なので、あまりがあるときは1台ふやして4台になります。」

「あまりを切り上げる」と書くだけでは足りません。 なぜ切り上げるのか(17人を置いていけないから)が説明の中心です。

同じ数で、逆の判断になる問題も出ます。 「137cm のリボンから 40cm を何本とれるか」なら答えは 3本。17cm では1本にならないので、こちらは切り捨てです。